近年、ニッチな風俗市場である「女性向け風俗」が注目されています。いくつかの理由によって、そのサービスニーズが高騰しつつあるのです。
このような疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、女性向け風俗のサービスニーズが高騰した理由をはじめ、経営するメリットや現在のトレンド感をお伝えします。
女性向け風俗は、二店舗目以降の経営としても選択肢になるでしょう。なお『アドサーチ』では、集客方法だけではなく内勤業務効率化に役立つ業務支援サービス/ツールもご紹介しているのでぜひチェックしてみてください。
女性向け風俗は、世間的にどれほど注目されているのでしょうか。こちらでは、その温度感について解説します。
まずは、女性用風俗のトレンドを把握しましょう。
以下のデータは、2004年1月~2024年3月における、Googleトレンド上の「女性用風俗」に関する人気度の動向です。
横軸が期間の推移、縦軸が人気度の高さを示しています。
2018年以降、縦軸が急速に伸びており、現在のトレンドは右肩上がりの傾向と言えるでしょう。
これはスマホの普及に伴うWebコンテンツ(メディアやSNS等)の拡充によって、以前より多くの人々が“女性用風俗”という存在を知ったり情報にアクセスしたりしやすくなったことが主な要因と考えられます。
トレンドに関しては、地域性もあるようです。
次のデータも同じくGoogleトレンド準拠のものですが、これによると「女性用風俗」というキーワードは、埼玉で最も調べられています。
東京都や大阪府といった大都市圏ではなく、隣接する埼玉県や奈良県が最多という結果は意外ですよね。
一方で、店舗数に関しては各地域の人口と比例している傾向です。
風俗総合情報サイトの『ぴゅあらば』で掲載されている女性用風俗の店舗数を47都道府県別で調べたところ、下記のような結果になりました。
店舗数 | エリア |
95 | 東京都 |
38 | 大阪府 |
25 | 愛知県 |
20 | 北海道、福岡県 |
12 | 神奈川県 |
9 | 茨城県、兵庫県 |
8 | 宮城県、埼玉県、静岡県 |
7 | 京都府、広島県 |
6 | 千葉県、岡山県 |
5 | 石川県、沖縄県 |
4 | 群馬県、岐阜県、奈良県、熊本県 |
3 | 福島県、栃木県、山梨県、山口県、鹿児島県 |
2 | 岩手県、山形県、富山県、福井県、新潟県、長野県、三重県、滋賀県、香川県、愛媛県、宮崎県 |
1 | 青森県、秋田県、和歌山県、鳥取県、島根県、徳島県、長崎県、大分県 |
0 | 高知県、佐賀県 |
(※2024年3月12日時点)
一般風俗と同様に、女性向け風俗店も大都市圏に集中しています。
女性向け風俗は以前よりトレンドが上昇しているものの、男性向けの一般風俗と比べると、やはり低いようです。
以下のデータは「女性用風俗」と「風俗」の対比ですが、トレンドは見ての通り雲泥の差があります。
一般風俗と比べて女性向け風俗のトレンドが低い理由としては、次のような理由が挙げられるでしょう。
一般風俗は世の中に広く浸透しているのに対して、女性向け風俗は未だ十分な認知度を獲得できていません。
また、風俗を利用してまで欲求を満たしたいという発想に至る女性が少ないという点も考えられます。
昨今はマッチングアプリの普及により、男女がより気軽に出会える時代となりました。男女比は一般的に男性6:女性4とされ、割合的に女性は多くの男性からのアプローチに期待できます。
そのため、女性にとっては男性と気軽に出会うためのチャネルが既に存在し、かつ広く普及しているのです。
マッチングした男性と性格や嗜好が合えば実際に会って自らの欲求を解消することも可能であるため、このプロセスに抵抗のない層は風俗利用に至らないでしょう。
そして、ユーザーは基本的にWeb上で情報収集を行うため、自店舗の認知度を底上げるするためにもホームページは必須です。
代表的な風俗業種専門のWeb制作会社としては、『VOTEC』などが挙げられます。
女性向け風俗のニーズは、明確な理由があり高騰しています。理由は以下の3つです。
女性向け風俗のニーズを後押しした要因のひとつとして、女性向けAVやアダルトグッズの普及が挙げられます。
SOD社が手掛ける女性向けアダルト事業「GIRL’S CH」(ガールズ シーエッチ)によると、会員数は40万人、月間PVは1,000万とされています。
参考:SOFT ON DEMAND-GIRL’S CH事業部
AVは昨今、男性だけのコンテンツではなく、女性向けのコンテンツとしても注目されているのです。
なお女性向けAVは、ストーリー性を重視した作品が目立ちます。出演しているイケメン男優のトークイベントが開催されるケースも珍しくありません。
加えて、女性向けのアダルトグッズも様々な種類が登場しています。
セルフプレジャーアイテムの大手販売業者であるTENGA社は、2013年から女性向けブランドの「iroha」(イロハ)を展開。
製品情報は多数のメディアで紹介されており、オンラインショップに限らず、実店舗でも展示・販売されています。
参考:TENGA-iroha(イロハ)ブランド公式サイト
こういったコンテンツの普及によって、近年は“女性の性”をタブー視する流れが薄れつつあり、その延長として女性向け風俗のニーズも高まっているのでしょう。
セックスレスに至る世帯の増加や女性の社会進出も、女性向け風俗のニーズを後押ししていると考えられます。
下記は、2020年に日本家族計画協会が調査したデータです。
引用:日本家族計画協会-【ジェクス】ジャパン・セックスサーベイ2020
同資料から見て取れるように、2000年以降セックスレス夫婦は増加傾向。近年では、およそ過半数近くの夫婦が“レス”という結果です。
セックスレスに至る理由は各家庭さまざまですが、別のパートナーを作ることはできないため、満たされない欲求を風俗で解消するという女性も少なくありません。
また昨今は女性の社会進出も盛んで、下記データのように女性の就業率は右肩上がりです。
社会進出によって、以前より自由に使える所得が増えた女性、またそれと同時に家庭以外の場でストレスを抱えるようになった女性も少なくないでしょう。
パートナーが不在またはレスという場合、自身のお金で風俗を利用して解消するという選択肢が生まれ、ニーズが高まったとも考えられるのです。
女性向け風俗は、男性と遊びたい欲求はある一方でマッチングアプリには抵抗があるという女性のニーズが高いと言えます。
男女が気軽に出会えるサービスとして注目されているマッチングアプリですが、実際に対面して会うのは抵抗があるという女性は多いのです。
2022年9月に株式会社Q.E.D.パートナーズが女性200名に実施した意識調査によると、同社のプレスリリースでは下記のような結果が示されていました。
“質問4 マッチングした男性と実際に会うことへ抵抗ありますか?
この質問には「少し抵抗ある・とても抵抗ある」が76%となりました。
実際に対面で会うことは慎重に考える人が多いのかもしれません。”
引用:PR TIMES-【女性の意見】マッチングアプリで実際に会うまでの期間は2週間が36%で最多-株式会社Q.E.D.パートナーズ
約8割近くが、マッチングアプリを通じて知り合った男性と実際に会うのは抵抗があると回答したようです。素性が不明な男性と実際に会うのはトラブルに巻き込まれそうで怖いと感じる女性が多いのかもしれません。
対して女性向け風俗は「サクラじゃない」「お店の人で素性がわかる」といったメリットがあります。そのため実際に会うことを前提とした場合、女性的には一定の安心感があり、ニーズが高いと言えるでしょう。
女性向け風俗は、ここ数年の内に登場して認知された業種ではありません。認知度拡大に至った歴史を見てみましょう。
1990年、風営法に準拠した正式な営業形態の女性向け風俗店が登場しました。
その一号店とされる店舗は2022年10月現在も営業しており、開業から延べ30年以上の歴史がある女性向け風俗の老舗です。
そして同店の登場を皮切りに、各地で続々と女性向け風俗店がオープンします。さらに2007年には、全国初となる女性向けソープランドが福岡に登場しました。
2010年代になると、各種メディアでの掲載やSNSでの情報発信を通じて、以前より女性向け風俗の存在が広く知られるようになりました。
なお、今日では名の知れた「レンタル彼氏」は、同時期に中国で登場した業種です。その後、日本でも同業種を展開する業者が相次ぎました。
レンタル彼氏は性サービスを提供する業種ではないものの、女性が対価を支払い男性の存在を求めるという点では、女性向け風俗と近しい構図があります。
女性向け風俗は年々店舗数が増加し、女性向け風俗の情報を専門的に扱うサイトも登場しました。
風俗総合情報サイト『ぴゅあらば』で掲載されている女性用風俗店の調査結果を比較してみると、近年ますます店舗数・エリアともに拡大しているのが分かります。
2022年10月13日調査 | 2024年03月12日調査 | |
店舗数 | 305 | 349 |
エリア数 | 43エリア(都道府県) | 45エリア(都道府県) |
また店舗数の増加に伴い、競合との差別化を図るべく「出張ホスト」や「レズビアン風俗」といった比較的珍しいコンセプトを掲げる店舗もあります。
専門情報サイトに関しては大量の資金を投入してSEOに力を入れている業者も珍しくなく、ユーザーの獲得競争は以前と比べて激化しているようです。
なお風俗インターネット広告案内サイトの『アドサーチ』では、女性用風俗の集客向け広告サイトを取り扱っております。競合に埋もれない広告媒体をお探しの方はぜひチェックしてみてください。
男性向けの一般風俗と同様に、女性向け風俗で提供するサービスは本番以外の性感サービスが基本です。
男女の立場は異なるものの、仮に本番行為が発生したした場合は売春防止法および風営法違反として摘発対象になります。
▼近年摘発された風俗店の事例はこちらをご覧ください。
本番=売春の発覚で摘発されるのは基本的に店舗の責任者なので注意しましょう。
そして女性向け風俗店で提供されるサービスは、主に下記のようなプレイが挙げられます。
直接的な性サービスを提供するケースもあれば、添い寝やデートといった比較的ソフトなサービスがメインという場合も。コスプレや玩具をOPとする店舗もあります。
こちらでは、女性向け風俗の種類と店舗数、利用客の特徴について解説します。
下記の通り、女性向け風俗は出張性感エステと出張ホストが多く、店舗型はほとんどありません。
種類 | 店舗の多さ |
女性向け 出張性感エステ |
★★★★★ |
出張ホスト (デリホス) |
★★★★★ |
女性向け レズビアン風俗 |
★★★ |
女性向け 店舗型ヘルス |
★ |
ソープランド | ★ |
女性向けでも風俗店であることに変わりないため、風営法による営業の規制を受けます。店舗型の新規出店は困難であるため、やはり比較的開業しやすい派遣型が主流のようです。
出張性感エステも出張ホストも、扱いとしてはいわゆる「デリヘル」となります。また女性向けソープランドは存在しないと言っても過言ではありません。
先ほど2007年に全国初の女性向けソープがオープンしたとお伝えしましたが、その後同店は1年足らずで閉店しています。そして現在では、女性向けソープ店の存在が確認されていないのです。
女性向け風俗は、次のようにさまざまな女性が利用します。
比較的若い世代の場合、マッチングアプリに抵抗がある女性や、処女で男性慣れしたいと考える女性の利用も考えられるでしょう。
また就業している女性の場合、一般的に平日の日中は仕事があり風俗を利用できません。そのため、どちらかというと金銭的に余裕のある人妻がメインのようです。
なお『アドサーチ』では、風俗店向けの顧客管理システム/ツールも多数取り揃えております。風俗店の顧客管理でお悩みの方はお気軽にご相談ください。
女性向け風俗はサービスニーズが高騰しているだけではなく、経営上のメリットもあります。具体的なメリットは以下の3つです。
女性向け風俗は、一般の男性向け風俗と比べて店舗数が少ない傾向です。そのため潜在的なニーズに対して競合が少ない市場と言えるでしょう。
男性向け風俗と比べると競争率は高くないため、参入の余地はまだありそうです。エリアによっては同業種が存在せず、独占状態が期待できるかもしれません。
キャストを集めやすい点も、女性向け風俗を経営するメリットのひとつです。なお、同業種で働く男性キャストは「セラピスト」とも呼ばれます。
平たく言うと、主に「女性とエッチなことをするだけで稼げる」と思いセラピストを志す男性は決して少なくなく、女性向け風俗の求人は買い手市場の傾向です。
そのためSNSやホームページなどで募集をかければ、多少のエントリーは見込めます。男性向けの風俗と異なり、求人の広告費を抑えやすいのです。
古くから女性向け風俗は、最初に男性キャストから登録料を徴収するという独自の慣習があります。
この登録料とは、接客の質向上を目的としてキャストに行う研修の費用を指すことがほとんどです。
セラピストから徴収する登録料(研修費)の金額は店舗によって異なりますが、チェーン展開している大手はおよそ5万円~8万円が相場となります。
なお『アドサーチ』では、掲載費が安価のプランが用意されている広告媒体も取り扱っております。参考として、22,000円から掲載できる広告サイトなどをご紹介可能です。
こちらでは、女性向け風俗の集客におすすめの広告媒体をご紹介します。新規出店をご検討の方、より集客力をアップさせたい方はぜひチェックしてみてください。
男性向け風俗だけでなく女性用風俗の掲載もしている『ぴゅあらば』は、15年以上続く老舗の風俗総合情報サイト。
風俗集客のノウハウに長けているだけあり、コンセプト・価格・プレイなどのジャンルに絞って検索できるユーザビリティの高いサイト設計になっています。
SEOの観点から見ても申し分なく、知名度も高いことから公告を掲載すれば大いに集客が見込めるでしょう。
掲載にかかる費用を確認する際は、通常業種と女性用風俗とで料金体系が異なるので混同しないように注意してください。
通常業種はエリアごとに料金が変わりますが、女性用風俗はプラン毎に料金が変わるシステムになっています。
利用確度の高いユーザーにPRしたいという店舗におすすめなのが、『女性用風俗.com』です。
同サイトはGoogle上の「女性用風俗」のキーワードで上位表示されているため、高い集客力が見込めるでしょう。
全国展開している大手グループも出稿しており、反響の高さがうかがえます。
風俗の利用において、レビューや口コミを参考にするというユーザーは決して少なくありません。
『女性向け風俗.com』は利用客の口コミが1万件以上投稿されており、豊富なアクティブユーザーを抱えるサイトです。
また無料掲載プランも用意されているため、お試し感覚で掲載してから反響の高さを確かめるという選択肢もアリでしょう。
近年、女性向け風俗のサービスニーズが高騰した理由は以下の3つです。
トレンドは2018年から急激に伸びており、地域別では北海道で最も多く調べられています。ただし一般の風俗に比べると低く、存在自体はまだ広く知られていません。
また経営に際しては、以下のようなメリットがあります。
サービスの性質上、ニッチな市場ですが今後さらに知名度が拡大するかもしれません。潜在的なニーズは高いため、参入を検討する価値は大いにあるでしょう。
なお『アドサーチ』では、集客・求人を合わせて500以上のポータルサイトを取り扱っております。各ポータルサイトごとに料金や掲載に必要な書類、媒体資料などをまとめているので、迷ったら当サイトを見れば簡単に情報収集できますよ。
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