風俗店の経営にあたって必要となる不動産契約。
物件の使用目的が風俗営業に関する場合は、業種や用途などに応じて不動産契約における制約が違います。
また一般的な居住目的とも異なり厳しく条件が設けられているため、物件がなかなか見つからないばかりか法律に抵触したまま契約をしてしまい摘発される可能性があります。
「物件の探し方が分からない」「そもそも風俗の不動産の種類ってなに?」という方は注意が必要です。
本記事では、種類別の風俗不動産の探し方から風俗の不動産情報に特化したおすすめの専門サイトを紹介しています。
読めば風俗の不動産に関する知識が深まり、効率よく物件を探せるでしょう。法律に則った健全な営業をするためにもぜひご覧ください。
なお風俗インターネット広告案内サイトの『アドサーチ』では、風俗の不動産売買案件を専門とする業者もご紹介できます。既に不動産売買を検討中の方はぜひご確認下さい。
本章では風俗営業にあたって必要となる不動産を3種類に分け、それぞれの探し方をご紹介します。
一読して、自店舗の目的に合った探し方をご確認ください。
ソープや箱へルといった実店舗を必要とする風俗業種で経営を目指している場合、風営法の規制により新規で開業するのは事実上不可能です。
実店舗型の風俗店を不動産資産として入手する手段は、風営法改正以前に開業された既得権を有する既存店を売買(M&A)する他ありません。
▼次の記事では、新規出店が困難なソープランドの開業方法をご紹介しております。
また実際の売買においては、既得権がある風俗店の法人を相手に、株式買収(株式譲渡)を行うのが一般的です。
対してデリヘルのように既得権がない風俗店は、新規開業または事業譲渡による売買スキームがおすすめ。
不動産売買の情報については、風俗を専門とする不動産売買業者でチェックすると良いでしょう。
新規開業を考えている方々からも好評な幅広い業種の風俗店売買を取り扱っている仲介業者もあります。検討中の方はぜひチェックしてみてください。
▼風俗店の売買(M&A)に関するメリット・デメリットは、こちらの記事で詳しく解説しています。
デリヘルの事務所や待機所に使用する場合は、物件のオーナーが風俗営業を承諾した不動産を探す必要があります。
風営承諾物件や風俗許可物件などとも呼ばれており、形態は賃貸が一般的です。
デリヘルを新規開業するには、所定の手続きを行い警察に「無店舗型性風俗特殊営業営業開始届出書」という書類を提出しなければなりません。
そして書類を提出する際は、デリヘル店の事務所や待機所などに使用する物件のオーナーが風俗営業を認めた旨がわかる「許可承諾書」の提出が義務付けられています。
そのため風営承諾物件を選ばなければなりませんが、通常の不動産会社では同物件を扱っていないケースがほとんど。
物件を探す際は風俗専門の不動産会社を利用するのがおすすめです。
▼物件をデリヘルの事務所・待機所として利用する際の注意点は下記の記事で詳しく解説しています。
風俗嬢やナイトワーカー向けの居住用の物件を探す場合は、風俗業種を専門とする不動産会社で探すのが基本。
一般的には賃貸ですが、通常の不動産会社だと夜職の人は入居審査に通りにくくなるためです。
何人もの契約実績がある夜職向けの不動産会社であれば、心配は要りません。
なお『アドサーチ』では、審査の通りづらいナイトワーカーを契約してきた実績がある風俗嬢向けの賃貸情報を専門に扱うサービスも紹介可能です。是非チェックしてみてください。
先述したように、風俗営業を目的とした不動産・物件探しでは、基本的に風俗専門の不動産会社を利用するのがおすすめです。
本章では通常の不動産会社と風俗専門の不動産会社の違いについて、それぞれの特徴をお伝えします。
通常の不動産会社は、風俗の不動産に関する情報に疎い場合もあります。
なかには「風営承諾物件はあるか」と相談してもピンとこない業者もいるでしょう。
自身はおろか頼りになるはずの不動産業者すらも分からないまま物件の契約を進めてしまうと、風俗営業に差支える可能性が高まります。
契約が無駄になってしまうこともあるので、注意が必要です。
また上場している不動産業者の場合は、そもそもコンプライアンス的に風俗承諾物件を取り扱うことができません。
風俗専門の不動産会社は、性風俗店を専門とするケースとキャバクラをはじめとする水商売・ナイトワークに強いケースに分かれます。
需要の関係で前者はデリヘルの事務所・待機所といった風営承諾物件をメインに取り扱っており、後者はキャバ嬢やナイトワーカー向けの居住用不動産がメインの傾向です。
不動産会社を利用する際は、目的に合った業者を探すと良いでしょう。
なお『アドサーチ』では、デリヘルを含む風俗店の開業時に役立つ営業・求人広告のご提案が可能です。有名どころでは、『駅ちか人気!風俗ランキング』や『バニラ』など。広告にお悩みの方、集客・求人募集などにお悩みの方はお気軽にご相談ください。
風俗専門の不動産業者と一口に言っても、どこを利用すれば良いのか分からないという方もいるでしょう。
そこで本章では、風俗の不動産情報に特化したおすすめの専門サイトを4つ紹介します。それぞれの特徴を分かりやすくお伝えするので、ぜひチェックしてみてください。
顧客会員数や掲載物件数だけでなく業界トップクラスの成約率を誇るという『風俗店売買.com』は、全国のあらゆる風俗関連物件を取り扱う風俗不動産の専門サイト。
風俗物件を売却したい経営者や新規開業を目指している方から支持されている仲介会社です。
同サイトではデリヘルはもちろんのこと、箱ヘル・ソープランド・エステ・キャバクラといった実店舗を伴う不動産売買も多数取り扱っています。
店舗型風俗店の経営を目指している方にはもってこいでしょう。
また風俗物件の売却や購入だけでなく、依頼をすれば新規開業に際して必要となる「広告」「ホームページ制作」「キャストの手配」などを徹底的にサポートしてくれます。
相談は無料で対応しているそうなので、風俗営業の経験や知識がなく不動産売買や新規開業に不安を抱えている方はぜひお問い合わせてしてみてください。
対応エリア | ほぼ全国 |
特徴 | 各種風俗物件の売却情報を掲載 |
URL | https://adsch.net/detail/?m=934 |
『フーコム』は東京・神奈川・埼玉・千葉を中心に風営承諾物件を紹介しているサイトです。
エリアや路線から掲載物件の検索ができます。加えて「建物種別」「賃料」「間取り」「設備」「駅徒歩」「築年数」など、条件を詳細に絞り込むことも可能なため、希望に合った物件を探しやすいでしょう。
問い合わせは電話・メール・SNSから可能です。気になる物件があれば気軽に相談してみてください。
サイトで公開していない物件もあるみたいなので、希望の条件を伝えて聞いてみるのもおすすめです。
対応エリア | 東京・神奈川・千葉・埼玉 |
特徴 | 承諾物件の情報が随時更新される |
URL | http://estate.zenkoku-fu.com/ |
審査の通りづらいナイトワーカーを数多く契約してきた実績がある『Night House』は、夜職の女性に特化した賃貸紹介サイトです。
スマホから簡単に問い合わせが可能で、SNS登録して希望条件を送るだけで即日に物件資料を発送してくれます。
また担当者が希望条件に沿った物件の提案をしてくれるとのことだから、手軽に賃貸物件探しができるでしょう。
また掲載している物件数は1,000件を超えており、タワーマンションやデザイナーズマンションといった高級住宅から、礼金ゼロ・ペット可といった人気条件の賃貸物件もあります。
スマホから物件を確認できる「オンライン内見」を活用すれば、現地に足を運ぶ手間がかからないのでぜひチェックしてみてください。
対応エリア | 主に都内 |
特徴 | 夜職の従事者も審査対象にしてくれる賃貸が豊富 |
URL | https://adsch.net/detail/?m=1773 |
大阪市内で風俗関連不動産を探している方におすすめなのが『風俗物件NAVI』。
物件の悩みから開業・移転まで何でも相談を受け付けているという同社は、開業時の注意点や物件の選定ポイントなどを細かくアドバイスしてくれます。
また希望があれば行政書士を紹介してくれたり開業手続きに必要な図面・契約書・使用承諾書などを無料で用意してくれたりするので、新規開業を考えている方には都合が良いでしょう。
同社だけで取り扱っている交渉事や相談事がしやすい極秘物件もあるとのことなので、興味がある方はぜひ希望してみてください。
対応エリア | 大阪市 |
特徴 | 大阪市に特化した風俗不動産情報サイト |
URL | http://www.osaka-fuzokubukken.com/ |
風俗専門の不動産会社を利用するにあたって、知っておくべきポイントがあります。
優良物件を見つけて円滑に不動産契約を進めるためにも、把握しておくと良いでしょう。
不動産業者に問い合わせる前に、不動産の希望要件を明確にしておくのがポイント。
開業する時期や地域、予算や建物種別などの希望条件を整理しておけば、不動産業者としても物件を探しやすいです。
それにイメージとかけ離れた物件の紹介が減るため、無駄な内見を減らして効率よく物件を探せます。
また物件探しの熱意が担当者に伝わるので、成約に繋がる可能性が低いと見限られてしまうこともないでしょう。
風俗の不動産情報を掲載しているサイトでは、物件の掲載数が少なかったりビル名・外観写真・住所が伏せられていたりします。
これは不動産関係者への配慮という意味合いと、競合他社へ承諾物件が情報漏洩するのを避けるためです。
風俗専門の不動産業者において希少性が高い風営承諾物件の情報は大切な商品であり、大々的に公開してしまうと優位性が損なわれてしまいます。
違法性があって情報が伏せられているわけではないということを認識しておいてください。
気になる物件があれば、詳細を問い合わせてみると良いでしょう。
なお『アドサーチ』では、あらゆる風俗店の集客に役立つ広告サイトを多数取り揃えております。集客にお悩みの方はお気軽にご相談ください。
不動産会社を利用する際は、担当者と信頼関係が構築できるように歩み寄りましょう。
担当者と信頼関係が築ければ、優良物件を優先的に紹介してくれる可能性があります。
信頼を得るには、希望条件を明確にしておくのはもちろん現実的な要望に留めることが大切。基本的に風営承諾物件は、通常の住宅として不人気な不動産の場合が多いです。
希望条件の理想が高いと該当物件が見つからず、担当者に相手にしてもらえない可能性が高まります。後悔しない範囲で妥協点も考えておくと良いでしょう。
また担当者と接する時は、依頼をする立場であっても高圧的に接するのは避けるべきです。不動産会社は物件のオーナーに依頼者を紹介する役割があるため、粗暴な印象を持たれた場合、紹介してくれなくなる可能性があります。
優良物件を見つけるためには、不動産業者の熱心なサポートが必要不可欠です。
先述したように、風俗専門の不動産会社は通常の不動産会社とは異なり、物件情報に限らず風俗営業に関わる知識やノウハウも持っています。
効率よく物件が探せたり開業のサポートを受けられたりするため、風俗に特化した不動産会社を利用するのがおすすめです。
実際に風俗の不動産物件を探す際は、以下のポイントを把握しておきましょう。
もし依頼する不動産会社に迷ってしまった際は、ぜひ本記事で紹介したサイトを参考にしてみてください。
なお『アドサーチ』では、サイトの自動更新システムをはじめとする各種業務効率化システム/ツールも多数取り揃えております。様々な風俗店と取引実績がある人気システム/ツールばかりなので、ぜひ確認してみてください。
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