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ピンサロの開業を徹底解説!都内開業の最低資金は550万円が目安

ピンサロの開業を徹底解説!都内開業の最低資金は550万円が目安
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客単価が低いものの回転率が早く、儲かりやすいといわれているピンサロ。利益を出したい方にとってはうってつけの業種と言っても良いでしょう。

 

ただ近年取り締まりが厳しく、開業が困難のように思えるかもしれません。

 

とはいえポイントを押さた開業・経営を行えば、投資金の早期回収も夢ではないのです!

 

今回はピンサロの開業について、注意点や必要な書類、最低資金の目安と内訳も含めて詳しく解説します!

 

この記事で分かること

 

またピンサロの経営者として成功したい野望があり集客・求人に不安がある方は、是非『アドサーチ』にてご紹介している各種ポータルサイトもチェックしてみてください。

 

 

 

風俗店としてのピンサロ開業は摘発対象?

風俗店としてのピンサロ開業は摘発対象となるのか解説するイメージ画像

 

ピンサロは、パーティションのような薄い壁で仕切られたスペースにて、ソファーに腰かけた状態で女性による接客を提供する業種です。サービス時間は一般的に20分から30分と短めで、回転率が早めなのもピンサロならではでしょう。

 

薄暗い照明のもとでサービスが行われるため、一見すると店舗型の風俗店であるかのように思われますが、ピンサロは風俗店としての営業はNGです。

 

2021年10月には警視庁生活安全課もSNSで注意喚起を行っています。

 


なお公然わいせつ罪の刑罰は、刑法第174条第1項で次のように定められています。

 

“(公然わいせつ)
第百七十四条 公然とわいせつな行為をした者は、六月以下の懲役若しくは三十万円以下の罰金又は拘留若しくは科料に処する。”
引用:e-Gov法令検索 『刑法 第174条第1項

 

つまり、風俗店として一度でも営業するとお店が営業停止させられるだけでなく罰金、最悪のケースだと拘留・懲役が科せられ、社会的地位にも大きな影響を及ぼすでしょう。

 

▼風俗店の摘発事例とガサ入れされないお店を経営する方法は以下の記事で詳しく解説しています。

風俗店の摘発事例とガサ入れされないお店を経営する4つのポイントを解説!


 

 

新規開業の場合は飲食店扱い

 

ピンサロを新規開業したい場合は、キャバクラと同じく「接待飲食等営業 1号営業」となります。ドリンクやおつまみを提供するのも、ピンサロが飲食店扱いだからです。

 

“接待飲食等営業
1号営業 料理店、社交飲食店
定義
キャバレー、待合、料理店、カフェーその他設備を設けて客の接待をして客に遊興又は飲食させる営業”
引用:警視庁HP 『風俗営業等業種一覧

 

ではなぜ、ピンサロは接待を伴う飲食店扱いとなっているのでしょうか。それはピンサロが風営法の中では「性風俗関連特殊営業」に分類されていないからです。

 

風営法の中で「性風俗関連特殊営業」として分類されているのはソープ、店舗型ファッションヘルス、デリヘル、個室ビデオ、ラブホテル、レンタルルーム、アダルトショップ、出会い系喫茶など。

 

つまり、ピンサロは「性風俗関連特殊営業」として認められていないのです。

 

 

店舗型性風俗店としての開業は事実上不可能

 

先述した通りピンサロは風営法で「性的風俗関連特殊営業」として認められていないため、いわゆる“箱ヘル”のような店舗型性風俗店としての営業は不可能です。

 

ピンサロで性的サービスを提供したいなら、店舗型の性風俗営業許可を取ればいいんじゃないの?

 

このように思う方もいるでしょう。ただ、店舗型風俗店として開業する場合は風営法により出店エリアに厳しい規制があるため、新築による開業は事実上不可能となっています。エリアによっては全域で営業が禁止されているケースも……。

 

そのためピンサロは店舗型風俗店としてではなく、営業エリアの規制が厳しくない接待飲食等営業として新規開業を目指すのが一般的なのです。

 

なお『アドサーチ』では、ピンサロの集客・求人に適した広告媒体のご紹介が可能です。ピンサロの広告でお悩みの方、集客・求人募集などにお悩みの方はお気軽にご相談ください。

 

 

 

接待飲食等営業での性的サービスは摘発対象

 

ピンサロはキャバクラと同じく「接待飲食等営業」にあたるため、性的サービス提供の許可が下りていません。仮に性的サービスを提供した場合は風営法違反で摘発・検挙されてしまいます。

 

その事例として、2021年5月に上野のピンサロ『マジックバナナ』が摘発され、逮捕者も出る事態になりました。

 

“5月に行われた『マジックバナナ』の摘発では、店の経営者や店長、女性従業員、さらに客を入れた計6人が公然わいせつ容疑で逮捕されました”
引用:2021年7月25日 文春オンライン

 

『マジックバナナ』の摘発で驚かれたのは、利用客も逮捕されたこと。お店が現場となった公然わいせつ罪とみなされ、利用客も摘発されたのです。

 

そもそもピンサロは「接待飲食業」の中でも1号営業とみなされており、設備については細かく風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行規則に書かれています。

 

その中で内部構造については以下のように記されています。

 

“三 客室の内部に見通しを妨げる設備を設けないこと。”
引用:e-Gov法令検索 『風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行規則 第七条

 

この見通しを妨げる設備とは、仕切りやカーテン、背の高い椅子なども含まれます。お店の外から内部が見えてはいけないものの、客室は見通しをよくする構造が求められるのです。なお、個室を設けることもできません。

 

つまり、たとえ低い仕切りがあったとしても「他のお客さんに見える状態で性的サービスを受けている=不特定多数に見られる状態で局部を露出している=公然わいせつ罪が成り立つ」という理屈で利用客も摘発されてしまうのです。

 

ちなみに営業停止処分を受けた場合、営業停止期間中も店舗の家賃やスタッフ・女性キャストへの給与は支払わなければなりませんのでご注意ください。

 

▼風俗店の顧客管理が経営に与える影響とおすすめのCRMは以下の記事で詳しく解説しています。

デリヘルの顧客管理が経営に与える影響・効率的な管理方法とおすすめCRM


 

 

ピンサロの開業に必要な書類と資格・流れ

ピンサロの開業に必要な書類と資格と流れを解説するイメージ画像

 

飲食店(接待飲食等営業1号)としてのピンサロを開業する際には、必要な書類の提出や資格取得といった手続きを踏まなくてはなりません。

 

ここからはピンサロの開業に必要な書類と資格、開業までのステップをご紹介します。

 

 

【書類】飲食店営業許可と風俗営業許可

 

ピンサロの開業に必要なのは「飲食店営業許可」と「風俗営業許可」となります。

 

先程ピンサロは飲食店扱いだと説明したので、一見「飲食店営業許可」のみで良いと考える方がいるかもしれません。ただピンサロはキャバクラやスナックと同じく、女性キャストが男性利用客を接待します。

 

この“接待”が含まれる飲食店は全て風営法で「接待飲食等営業」に当たるため、それに伴う風俗営業許可が必要となるのです。

 

なお飲食店営業許可と風俗営業許可では必要書類が異なります。必要書類については以下を参考にしてください。

 

書類の提出先も異なるので注意しましょう。飲食営業許可は保健所へ、風俗営業許可書は店舗所在地を管轄する警察署に提出します。

 

【飲食店営業許可】
【個人の場合】

  1. 営業許可申請書…1通
  2. 営業設備の大要・配置図…2通
  3. 許可申請手数料
【法人の場合】

  1. 営業許可申請書……1通
  2. 営業設備の大要・配置図…2通
  3. 許可申請手数料
  4. 登記事項証明書
水質検査成績書
※許可後も、年1回以上水質検査を行い、成績書を保管
食品衛生責任者の資格を証明するもの(食品衛生責任者手帳等)

(引用:東京都福祉保健局 営業許可種類一覧 食品関係営業許可申請の手引き

 

【風俗営業許可】
許可申請書
L許可申請書(別記様式第1号)【風俗営業】
L許可申請書(別記様式第40号)【特定遊興飲食営業】
営業の方法を記載した書類
L営業の方法を記載した書類(別記様式第2号)【風俗営業】
L営業の方法を記載した書類(別記様式第41号)【特定遊興飲食営業】
営業所の使用について権原を有することを疎明する書類
※使用承諾書・賃貸契約書・建物に係る登記事項証明書等
営業所の平面図及び営業所の周囲の略図
【個人の場合】

  1. 住民票(本籍または国籍記載)の写し
  2. 法第4条第1項第1号から第10号までに掲げる者のいずれにも該当しないことを誓約する書面
  3. 市区町村の発行する身分証明書
【法人の場合】

  1. 定款及び登記事項証明書
  2. 役員に係る住民票(本籍または国籍記載)の写し
  3. 法第4条第1項第1号から第10号までに掲げる者のいずれにも該当しないことを誓約する書面
  4. 役員に係る市区町村の発行する身分証明書
選任する管理者に係る次に掲げる書類

  • 誠実に業務を行うことを誓約する書面
  • 住民票(本籍地または国籍記載)の写し
  • 市区町村の発行する身分証明書
  • 法第24条第2項各号に掲げる者のいずれにも該当しないことを誓約する書面
  • 管理者の写真2枚

(引用:警視庁HP 風俗営業、特定遊興飲食店営業許可申請(欠格事由・必要書類)

 

「法第4条第1項第1号から第10号までに掲げる者のいずれにも該当しないことを誓約する書面」の「法」とは、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律のことです。

 

また誓約する書面と書かれたものについては、自分で作成する必要があります。誓約書には以下の内容を記載してください。

 

  • 誓約内容(例:~であることを誓約します。)
  • 誓約した日付(和暦で表記)
  • 営業所(お店)の住所
  • 営業種別・名称
  • 法人の場合は会社名、会社の住所
  • 個人/管理者または役員名

 

書類は用意するものが多いだけでなく手続きに1ヵ月以上かかる場合もあるため、開業が決まった暁には早めの準備・申請をおすすめします。

 

 

【資格】食品衛生責任者と防火管理者

 

ピンサロ開業に伴い、食品衛生責任者と防火管理者資格が必要です。

 

ピンサロは「接待飲食等営業」であるがゆえにドリンクやおつまみを提供します。これら飲食物を提供する際は、「食品衛生責任者」の資格が求められるのです。1店舗につき1名以上の保有者が在籍すれば問題ありません。

 

同資格は「食品衛生責任者養成講習」という都道府県の食品衛生会が主催する講習の受講により取得可能です。近年は会場だけでなく「eラーニング型養成講習会」という形態でも受講できます。

 

もう1つ必要なのが「防火管理者」です。ピンサロを含む収容人数30名以上の建物は、火災等による被害を防止するために資格保有者が必要と消防法で定められています。

 

防火管理者についても食品衛生責任者同様、講習を受けることで取得可能です。

 

また防火管理者は、お店の面積によって「甲種防火対象物」「乙種防火対象物」と2種類に分けられます。延床面積が300平米なら甲種防火対象物、300平米未満なら乙種防火対象物です。

 

 

【流れ】開業までの道のりは8ステップ

 

それでは、ピンサロを開業するまでの流れをご説明します。開業までのステップは次の通りです。

 

開業までの道のり
  1. 経営計画を立てる
  2. 食品衛生管理者と防火管理者の資格取得
  3. 資金調達
  4. 物件選定
  5. 内装や備品の準備
  6. 各種許可の申請手続き
  7. キャストを募集・お店を宣伝する
  8. 開業

 

まずは経営するピンサロがどういったコンセプトなのか、売り上げ、事業の方向性を定めてください。

 

経営計画がしっかりしていると、資金調達において融資の審査が通りやすくなるなど多くのメリットがあります。綿密に作成することがポイントです。

 

経営計画が定まった後、必要な資格取得や資金調達、物件選定、内装や備品の準備、各種書類の手続きへと進みましょう。

 

なお物件選定の際は、風俗営業の許可が下りているかの確認が必要となりますのでご注意ください。

 

▼風俗物件の探し方は以下の記事で詳しく解説しています。

デリヘル含む風俗物件の探し方|事務所・待機所として利用する際の注意点や不動産も解説!


 

物件を押さえた後は、お店の宣伝・求人募集のステップです。この時には暫定の営業開始日を決めておきましょう。

 

『アドサーチ』では、広告の掲載先となるさまざまなポータルサイトをご紹介しています。その数、集客(営業)や求人を合わせて500以上!ポータルサイトごとに料金や掲載に必要な書類、媒体資料などをまとめているので、迷ったら当サイトを見れば簡単に情報収集できますよ。

 

 

 

都内のピンサロ開業資金は最低550万円が目安

都内でピンサロを開業する際の最低資金目安と内訳を解説するイメージ画像

 

ピンサロを開業するためにはいくら用意すればいいの?

 

都内でピンサロを開業するための資金は最低550万円が目安となります。

 

今回は2人掛けソファー10席の規模でトータル20坪前後(一般的なコンビニ程度)のピンサロを、都内の居抜き賃貸物件で開業するケースを想定し、開業資金の内訳をご紹介します。

 

 

 

物件取得費:430万円

 

ピンサロを開業する物件の取得に必要な費用は、最低430万円程度と考えましょう。

 

物件取得費は初月の家賃、保証金、仲介料、その他雑費が含まれており、特に保証金が高くつきます。

 

内訳 目安
初月分の家賃 40万円
保証金(家賃8ヵ月分程) 320万円
仲介料 40万円
その他雑費 30万円

 

開業資金内訳のほとんどは物件取得費が占めます。ただ立地や風俗許可物件を考えると、節約には限界があるものです。

 

なお家賃はランニングコストとして毎月必要となりますので、3ヵ月分以上の家賃を運転資金として備えておくと安心です。

 

 

内装工事費:25万円

 

ピンサロの内装代は大体25万円程度と考えてよいでしょう。

 

というのも、ピンサロはキャバクラほど内装が煌びやかでなくとも問題ありません。それゆえコストカットが可能です。また飲食店扱いなのでシャワーの設備も必要ありません。

 

なお開業資金を抑えるためにお客さんの目が届かない厨房や事務所の設備グレードを落とすことも可能ですが、職場環境は女性キャストの定着率にも影響しますので要注意です。

 

▼風俗店の女性定着率を上げる施策は以下の記事で詳しく紹介しています。

風俗店の女性定着率を上げる施策10選!女性キャストが定着しない理由とは?


 

 

備品代:25万円

 

ピンサロの備品代は25万円程度です。

 

ピンサロで必要なものは大きく分けて「衣装」「衛生用品」「消毒用品」。消耗品1つひとつは高価ではないものの、回転の早いピンサロはの各キャストの接客人数が多くなりやすい業種です。

 

中でも業務用おしぼりは必須なので、在庫がなくならないように多めに確保した方が良いでしょう。

 

 

求人・集客広告費:30万円

 

ナイトワークにおける広告費は、集客・求人を合わせて30万円を目安に見積もるのが一般的です。

 

ピンサロに限らず開業前に広告出稿をしておかなければ集客が滞ったり女性の頭数が不足したりして、お店を軌道に乗せることが困難になります。

 

昨今は男性も女性もネット上で情報収集を行うため、広告の掲載先はネット上のポータルサイトが主流です。ホームページやSNSでの情報発信もできますが、まずは多くの人の目に触れやすいポータルサイトが有効でしょう。

 

媒体の中には無料掲載ができるものもあります。掲載料金や対応エリアなど比較ができますので、様々な媒体をチェックしてみましょう!

 

なお『アドサーチ』では、掲載費が安価のプランが用意されている求人向け広告媒体も取り扱っております。参考として、22,000円から掲載できるインターネット広告などをご紹介可能です。

 

 

▼無料掲載できる風俗広告サイトは以下の記事で詳しく紹介しています。

風俗の広告は無料で掲載できる!メリット・デメリットやおすすめサイトをご紹介!


 

 

看板代:10万円

 

実店舗を持つピンサロは看板で人の目を引くこともできます。看板の相場は10万円前後。

 

デザインは店名と電話番号を入れるシンプルなものからサービス内容や料金の記載があるものまで様々ですが、コンセプトや料金が分かりやすいものが集客に有効です。

 

 

営業許可の申請(外部委託の場合):30万円

 

外部に営業許可の申請を委託する際は、目安として30万円ほどの費用が必要です。

 

先述した通り、営業許可の申請には数多くの書類が必要です。手間がかかることは明らかですが、少しでも不備があれば受理されないため内容は正確に記載しなくてはなりません。

 

実は営業許可の申請をする際に、多くのオーナーは外部に委託しています。

 

開業までにスケジュールの余裕がある場合は自分で手続きを行うことで費用をカットできますが、申請に膨大な時間を費やせない方は行政書士への外部委託をご検討ください。

 

 

まとめ:ピンサロの開業資金は早期回収が見込める

 

ピンサロは回転が早く、キャスト1人で1時間に2名以上の接客も可能です。そのため利益が出やすく、集客さえ上手くいけば開業資金の最低目安である550万円は早期回収が見込めます。

 

ただし営業形態には注意しなければなりません。新規開業の場合は店舗型風俗店としての開業が困難であるため、基本的にはキャバクラと同じく「接待飲食等営業 1号」となります。

 

飲食店扱いのピンサロでの性的サービス提供は違法です。摘発され営業停止処分が下されるだけでなく、罰金や懲役・拘留の可能性も否定できません。

 

ただピンサロは、利用客からすると料金が安く気軽にサクッと遊べることからファンが多いのも事実。法令を守った営業を行い、一定の知名度を築ければその後は安定した経営も目指せるでしょう!

 

『アドサーチ』では、ピンサロに有効な広告の掲載先となるさまざまなポータルサイトをご紹介しています。担当者より経営に関する課題やお悩みをヒヤリングして最適な媒体と広告プランをご提案いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。

 

 

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