風俗業界においても、SNSでターゲットにアプローチすることが一般的になりつつあります。
ただ近年多くのお店がSNSアカウントを開設しており、以前ほど拡散されにくい状態に……。差別化も難しくなっています。
今回はSNSマーケティングについて触れつつ、風俗店のSNSを活用した効果的な集客方法を解説し、実例もご紹介します。
これからSNSを活用した集客に挑戦したいと思っている方は、ぜひ最後までご一読ください。
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昨今の消費者はインターネットを駆使して情報を得ていますが、その手段はWebサイトにとどまりません。マーケティングツールのひとつとしてSNSは価値が高まっており、業界を問わず様々な分野で注目されています。
SNSを活用して情報収集する人も年々増えており、マーケティングにおいてリーチできる母数が多いためです。
実際に総務省発表の資料「令和2年通信利用動向調査の結果」によると、令和元年に比べ令和2年は若年層に限らずすべての年齢層でSNS利用者が増加しています。
出典:総務省「令和2年通信利用動向調査の結果」
さらに20代~50代におけるSNS利用率は総じて75%以上、なかでも20代は約90%と高水準で、BtoCのビジネスにおいて無視できない規模となっていることが明らかです。
SNSの利用率と比例するように各業界でいわゆる「企業アカウント」も台頭し始め、風俗業界でも一部のお店ではマーケティングツールとしてTwitterやInstagramといったSNSを活用しています。
先ほども説明した通りSNSの利用率はどの世代でも増えており、風俗業界でも無視できない市場となっています。
ひと昔前はサービスや商品の情報を収集するツールと言えば、GoogleやYahoo!などの検索エンジンが基本でした。これらはダイレクトにサイトへ飛べるため、ユーザーのサービス利用につながりやすく、いかに検索順位を上げるかが勝負となります。
一方でSNSは検索順位を上げるための取り組みが不要、かつユーザーの購買意欲を増進できるるツールと思っても良いでしょう。
実際SNSを使った情報収集では、商品やサービスを魅力的に見せることでユーザーの購買につなげられたケースも多々あります。その代表格といえるインフルエンサーを使った販売促進は、SNSマーケティングの一つです。
また実際に利用しなくても「機会があれば利用したい」と前向きに思わせることも可能です。その後のキャンペーンをはじめとするお得な案内によって、消費者の背中を押せることもできますよ。
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SNSマーケティングによる企業側の大きなメリットは主に3つあります。
大きなメリットの一つとして挙げられるのが、「費用を抑えつつ情報を拡散できること」です。
SNSは鮮明な情報をリアルタイムで発信し、多くのユーザーに情報を届けることができます。大量の広告を投じるよりも費用を抑えやすいのは明らかです。
また「バズる」という現象が起きるのもSNSならではの特徴。自身の投稿が、多くのフォロワーを要する他のSNSユーザーの目に留まり拡散されると、バズが起きます。
バズると、その投稿で商品やサービスの宣伝をしていなくても購買促進になる可能性が大いにあるのです。
こういった流れから商品やサービスのブランディング形成、自社の認知度向上につながる点は、SNSマーケティングのメリットと言えるでしょう。
拡散された投稿以外にもおすすめ投稿による認知度の向上も期待できます。おすすめ投稿はユーザーの見ている情報や投稿内容からAIが興味のありそうな内容を自動で表示してくれるものです。
ユーザーが特定のワードで検索せずともおすすめ投稿に表示されればユーザーが自社を知るキッカケになり、利用につながる可能性が広がります。
さらにSNSを通して新しいユーザーの獲得やロイヤリティ向上も狙えます。なぜなら検索ツールとは異なり、SNSではユーザーと交流することができるから。
積極的にユーザーと関わることで親密度が高まり、信頼を獲得できるのです。これは自社サービスや商品のファンになる「ロイヤルカスタマー」の形成に大いに役立ちますよ。
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ただSNSアカウントを作成してお店のキャンペーンやイベント情報を発信し続けるだけでは、効果的な集客は望めません。こちらでは、SNSを活用した風俗店の集客方法をご紹介します。
お店のアカウントだけでなく、在籍する女の子のアカウントも作成しましょう。投稿の内容はプライベート感があるとユーザーが親近感を覚えやすくなります。
プライベート感ある投稿は、趣味や食の好みなどに関することがおすすめです。共通の趣味・趣向を持ったユーザーがフォローしてくれたり指名につながったりしますよ。
もちろん待機中のオフショットのような画像または動画も良いでしょう。イメージはポータルサイトの写メ日記の簡易版です。特にTwitterは140字以内が原則ですので、写真に一言程度でも問題ありません。
また女の子のアカウントでは、プロフィールも重要。特にプロフィール写真は必ず見られるといっても過言ではありません。
顔出しOKの方や一部モザイクの方は顔中心のプロフィール写真で良いでしょう。一方で顔出しNGは基本的にバストアップで、胸の谷間が少し見えるくらいまでの範囲をトリミングして設定すると良いでしょう。
また、もし女の子の強みが「美脚」であれば、バストアップではなく椅子に座って脚を組んだポーズも選択肢です。このように女性ごとの強みを活かすと、魅力がより伝わやすくなり予約につながる可能性が高まります。
もちろん、プロフィールには在籍店舗・アピールコメント・予約DMの有無・写メ日記や予約画面のURLを乗せるようにしましょう。
そしてSNSを経由して集客できた分については「姫予約」や「SNS手当」として女の子へ還元すると、モチベーションアップにも繋がりますよ。
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「自店舗のイメージにピッタリな女の子が欲しい」「即戦力の経験者を探している」とお考えの方は、些細なことでもお気軽にご相談ください。
プライベート感のある投稿とプロフィールだけでは、ユーザー側が「プレイの相性」をイメージできず予約に至らないこともあります。そのためユーザーが具体的なプレイのイメージを持ちやすい投稿もしましょう。
具体的にはセクシー寄りの写真を、予約状況やプレイをイメージさせる一言を添えて投稿するのがベターです。想像力を掻き立てる投稿は興味を持ったユーザーを引き寄せ、指名やフォローにつながります。
ただ局部が完全に映っているような過激な内容は各SNSの利用規約によっては禁止されているケースもあり、アカウントが凍結される恐れがあるため要注意です。
お店のアカウントの場合、ユーザーが利用するイメージを持ちやすくなる投稿もおすすめ。女の子の予約状況はもちろん、例として店舗型のお店であれば、店内の雰囲気が分かる写真や最寄り駅からの道順の動画なども効果的ですよ。
投稿する際はハッシュタグを積極的に活用することをおすすめします。なぜなら、SNSユーザーは自らが能動的に情報収集する場合、SNSのハッシュタグ機能を活用するからです。
例えば自店が人妻店であれば「熟女」や「人妻」といったハッシュタグが候補となります。ハッシュタグをつけて投稿をおこなうことで相性の良いユーザーの目に投稿が留まりやすくなり、自店の存在をアピールできますよ。
Twitterの場合はハッシュタグだけでなく、時にはトレンド入りしたワードの活用も有効です。フォローしてもらえれば投稿内容次第で指名してもらえることもあるでしょう。
集客効果を最大化するためにフォロワー数の底上げは大切です。フォロワー数が多いアカウントが発信する情報は、必然的により広く拡散されやすい傾向にあります。
しかしアカウント開設初期はなかなかフォロワー数を増やせません。そこで効果的なのが同業者のフォローです。
同業者の場合、相手も「フォロワー数を増やしたい」と思っており、フォローバックをしてくれる可能性は大いにあります。
もし自らの投稿にフォローバックしてくれた相手がいいねやシェアした場合、相手のフォロワーにも投稿を見てもらうことができ、新規フォローや予約につなげられるのです。
ただし既にフォロワー数が多いアカウントはフォローバックの期待が薄いため、自身のアカウントと同じような規模感のアカウントをフォローしましょう。
逆にフォローされた際も、フォローバックをすることで長期的な相互フォローの関係維持が期待でき、フォロワー数の底上げにつながりますよ。
SNSは匿名でも利用できるという性質を持つため、運用におけるリスクやデメリットもあるのが事実。ここからは風俗店でSNSを利用する際の注意点を詳しく解説します。
最も注意が必要といっても過言ではないのが、ユーザーからの誹謗中傷です。SNSは誰でも気軽に投稿やコメントができるため、時には心ない誹謗中傷が寄せられることもあります。
理不尽な誹謗中傷は基本的には無視するのが定石ですが、あまりにも過激なケースや執拗な嫌がらせによって営業に支障をきたす被害に遭った場合は弁護士に相談することも検討しなければなりません。
また誹謗中傷により女の子の心が傷つき、出勤できなくなるケースも。女の子に対するアフターフォローも徹底しましょう。
女の子から“客層”に関する相談を受けたことはありませんか?風俗店の経営において、顧客管理の難しさに頭を抱えている方も少なくありません。
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様々な事情により顔出しができない女の子も多いのが風俗店ですが、投稿内容によっては顔バレや身バレにつながるリスクもあります。
顔自体にはモザイク処理がされていたりスタンプで隠れていたりしても、鏡に反射した顔が映りこんだ写真を投稿してしまい、顔バレにつながるといったケースも。
また顔バレ対策を徹底していたとしても、プライベート感のある投稿にて、女の子の住まいや生活圏が第三者に知れ渡ってしまうリスクもあります。
こうした事態を防ぐために、投稿内容を事前に複数人でチェックする体制があると安心です。ただ在籍人数が多いと限界があるのも事実。
SNSに関しては女の子に任せるお店がほとんどです。身バレ防止のチェック項目を事前に共有し、女の子自身で顔バレ・身バレに留意した投稿ができる環境を整えておきましょう。また写メ日記やSNS用の写真を撮れる撮影ブースもあると良いですね。
▼デリヘルの顧客管理が経営に与える影響とおすすめのCRMは以下の記事で詳しく解説しています。
SNSは情報が拡散されるのが早く、小さな火種がすぐ拡大しやすいというデメリットもあります。SNSは投稿を完全に消し去ることも困難なので、一般的なWebページと比べて運用における炎上のリスクは高いと言えます。
炎上リスクを低減するために、SNSを活用する際はお店全体で投稿内容や運用ルールについて決めて周知しておくことが大切です。
身バレ防止の注意ポイント同様、お店で一定の投稿ルールを定めておくことで炎上のリスクが抑えられるでしょう。
また万が一炎上した際は、早めの対応が必要となります。炎上した場合投稿した本人がパニックとなる可能性がありますので、あらかじめ対応策を決めておくのも手です。
鎮静するまでのフローを確立しておくことで、初期段階でも適切な対応ができるようになり、炎上を最小限に抑えられるケースもあります。
風俗店でのSNS活用について、実例をもとに運用イメージを持ちたいという方もいるのではないでしょうか。
実際にSNSを運用している風俗店のアカウントをいくつか見ていきましょう。
Twitterは月間アクティブユーザー数が4,500万人とされており、SNSの中でもかなりユーザーの多いメディアです。しかもTwitterは若年層だけでなく30代以上の利用者数が多く、 風俗のターゲット層にも響きやすいと言えるでしょう。
例として、すすきののデリヘル店『Platina(Yesグループ)』のTwitterでは、親近感のある投稿が多くなされています。出勤情報に限らずメディア掲載情報のほか、内勤スタッフの様子が分かる投稿が同店のTwitterの特徴です。
内勤スタッフの様子は対応の良さだけでなく、お店の盛り上がりもアピールできます。「人気のお店なんだ」という印象を与えられ、予約したいと思うユーザーの背中をそっと押すことができるでしょう。
新型コロナウイルスによる外出制限が広がったことから、ユーザー層が拡大したのがTikTokです。実は20代よりも30代以上の男性利用数が多いことをご存知でしょうか?
TikTokは動画に特化したサービスで、人柄をアピールしやすいのが魅力です。その特色を上手に利用しているのが、福岡中洲の『胸キュン女学院』のTikTok。
女性キャストと男性スタッフの仲の良さや、ユーザーの疑問を動画で分かりやすく伝えています。「ビジネス感のある作りこまれたモノ」ではなく、熱量を感じる投稿内容がユーザーの共感を呼んでいます。
TikTokの動画は縦画面で見られる仕様であり、潜在層にもおすすめされるというメリットがあります。そのため何となくTikTokを見ているユーザーがお店を利用する機会が増えるのです。
ビジュアルメインのSNSで、「インスタ映え」という言葉もあるInstagram。利用者は女性が多く、利用率は57%言われています。 このことからInstagramは女性求人に向いたメディアとも言えるでしょう。
風俗店で 効果的な集客を図るためには、お店で働く女の子も欠かせません。
多くの女性ユーザーを擁するInstagramの特色を上手に生かしているのが、千葉県柏市の『デリヘル☆フェアリー柏店』です。同店は求人に振り切ってInstagramに力を入れています。
お給料例や応募時の経験歴の割合をグラフに分かりやすくまとめ、視覚的にアプローチしています。1枚の画像に収まっていることがポイントです。
副業を探している潜在層にもアプローチできるよう「#稼ぎたい」といったハッシュタグも活用できているのはかなり参考になるのではないでしょうか。
今やSNSは集客に欠かせないマーケティングツールの一つです。SNS利用層の急増に伴い、風俗のターゲット層でもSNSを用いた情報収集は広まりつつあります。
SNSの強みは多くのユーザーにアプローチできること。しかしそれにはフォロワーを増やして拡散力をつけたり、投稿内容を工夫したりと様々なテクニックが必要です。
ぜひこの記事を参考に、自店に合ったSNSの活用法を検討してみてくださいね。
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