大きなお金が動いていることは想像がついても、実際にどのくらいの規模感なのか疑問に思ったことはないでしょうか。
また、「風俗業界に興味がある」あるいは「業界で働いているけど先行きが不安」といった方もいるはず。
業界の将来性は市場規模とも関わってきます。この記事では風俗業界の市場規模と、実際に参入した際に勝つための目安になる利益計算についてご紹介いたします!
風俗業界のリアルを知れば失敗しない動き方を意識していけるでしょう。
風俗業界の市場規模や将来性だけではなく、業務の効率化におすすめのシステム/ツールもご紹介しているのでぜひ最後までご覧ください。
ここではまず大前提となる風俗業界の現状について確認していきましょう。数字から客観的に業界を見ます。
少し前のデータとなりますが矢野経済研究所の報告によると、2014年の「アダルト向け市場規模」は46兆9,763億円と推計されています。
参考:アダルト向け市場に関する調査結果 2016(矢野経済研究所)
この巨大なアダルト向け市場の中でも、ラブホテル、ソープランド、ファッションヘルス、デリヘルといった風俗施設・サービス市場は3兆5,775億円になるとのことです。
また後述しますが、風俗施設・サービス市場の規模は年々拡大しており、一説では現在5.7兆円にものぼると言われています。
コロナの世界的な流行により一時的に景気が危ぶまれた期間もありましたが、昨今の情勢を鑑みると「回復傾向」と言っても差し支えないでしょう。
▼風俗業界におけるコロナ禍と現在の景気については、次の記事で詳しく解説しています。
なお昨今では、訪日外国人観光客によるインバウンド需要も増えつつあり、風俗業界の新たな集客源になり得る市場として注目されています。
・風俗の市場規模は3.5~5.7兆円ほど
・店舗の届出数が増加しており、市場規模は拡大傾向にある
先ほど触れた通り、風俗業界の市場規模は年々拡大傾向にあります。そのデータとして、警察庁生活安全局保安課が公開している資料を見てみましょう。
(出典:令和2年における風俗営業等の現状と風俗関係事犯の取締り状況等について)
平成28年と比べ令和2年では、性風俗関連特殊営業の届出数は170件ほど増加しています。中でも無店舗型性風俗特殊営業(デリヘル)は約700件と、顕著な伸び方をしています。
店舗型の風俗店が比較的伸びていない理由としては、新規出店の敷居の高さが挙げられます。現存するソープランドや箱ヘルの多くは既得権による営業であり、風営法上の規制によって新規開業が難しい業種です。
▼新規出店が困難なソープランドの開業方法は、次の記事で詳しく解説しています。
デリヘルにおいて届出数=店舗数が増えているということは、市場規模が拡大していると見ることができます。前述の3.5兆円は2014年の数字になりますし、そこから市場が拡大しているのであれば5.7兆円というのは現実的な数字かもしれません。
ちなみに、市場規模が近しい業界として「ゲーム業界」が5.3兆円となっているようです。
参考:【業界別】市場規模ランキングTOP50 | 平均年収,代表的な企業も解説!(就活の教科書)
また、とある大手風俗ポータルサイトでは月間で300万以上ものアクティブユーザーがいる様子。ポータルサイトは複数ありますから、業界の総数で考えればかなりのユーザーがいることになります。
風俗インターネット広告案内サイトの『アドサーチ』では、全国のデリヘル・ホテヘル・ヘルス・ピンサロ・ソープ・メンズエステ等の広告サイトをご紹介しております。集客や求人、店舗経営にお悩みの方はお気軽にご相談ください。
▼デリヘルタウンの費用対効果や反響の出し方・おすすめの掲載エリアは下記の記事で詳しくご紹介しています。
風俗業界の市場規模は今後も拡大傾向が続くのか。気になる将来性について確認していきましょう。
風俗業界と風営法(風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律)は切っても切れない関係。この法律は1948年に「風俗営業取締法」として制定されてから、段階的に規制が強化され今日に至ります。
もちろんそうした側面はありますが、実は逆に緩くなった(正確には認められた)業種があります。それがデリヘルです。
1998年の法改正によりデリヘルは適法となりました。デリヘルはその開業ハードルの低さから、爆発的に市場を拡大させてきたのです。
また、店舗型風俗は法律の条件的に、現状は新しく開業するのはほぼ不可能ですから、必然的に開業を目指す方はデリヘルに偏ってきます。
これが先述した、風俗の中でもデリヘルだけが大きく店舗数を増やし続けている理由です。
▼デリヘルの開業資金目安や費用の内訳は下記の記事で詳しく解説しています。
風俗は不況や逆境に強く、今後も微増傾向が見込まれます。性的な行動は人間の欲求に直接的に結びつくもの。そのため性産業がなくなることはないでしょう。
歴史的なパンデミックとなった新型コロナウイルス感染症が大流行した令和2年であっても、デリヘルの店舗数は前年以上の増加をしていたのです。
デリヘルは状況や条件にもよりますが、開業しようと思えば10日~1ヵ月ほどで叶ってしまう業種です。
他の業種のように「準備が大がかりだったため今さら止まれない」となる可能性は比較的低いと言えます。冷静に世情を見ながら動き出すことが可能であるため、令和2年に店舗数が増加したという事実は大きいでしょう。
大きな困難を伴う年を拡大で越えた業界ですから、今後も微増傾向は続くと見られます。
また女性向け風俗店(女風)についてもニーズが増えつつあり、同分野に関する市場も注目されています。
・逆境に強く将来性があり、特にデリヘルは風俗の中でも顕著な成長を見せる
・店舗型風俗は市場拡大が難しく、取り締まりが強化傾向にある
無店舗型(デリヘル)が市場を拡大していく中で、店舗型の風俗店は今後、経営がしづらくなっていく可能性があります。
もともと新規の開業が難しいため拡大できないこともありますが、自治体・国の取り締まりが強まっている背景もあります。
かんなみ新地が消えました。
社会の暗黙の了解の下で成り立ってきた、非合法の風俗街です。
その姿や女性たちの息遣いをきちんと記録したくて取材をはじめています。https://t.co/Gjhj3rSlU3#かんなみ新地 #風俗
— 神戸新聞 阪神・北摂総局【公式】 (@kobe_hanshin) November 23, 2021
かんなみ新地の事例では、飲食店として経営しながら性的サービスを提供していたという「実態との差異」により警告が出たようです。
もちろん店舗型風俗店のほとんどは法に則った運営をしており、違法性がなければ特別な問題は生じづらいでしょう。
とはいえ、実店舗があるということは人目につくため、何らかの規制や警告があった際に影響を受けやすいとも言えます。
▼一部のソープランドが摘発される理由や事例については、次の記事で特集を組んでおります。
今まで法律の抜け穴的にできていたことも、世間がクリーンさを求めて穴を塞ぎにきている時代なのかもしれません。さらに風俗業界は、広告に関しても風営法による厳しい規制が設けられています。
風営法に準拠した形で広告を掲載できる『アドサーチ』では、費用対効果の高い広告をご紹介可能です。その数、集客(営業)や求人など合わせて750以上!
媒体ごとに料金や掲載に必要な書類、資料などをまとめているので、迷ったら当サイトを見れば簡単に情報収集できますよ。
▼集客・営業に強い風俗ポータルサイトの選び方は下記の記事で詳しく解説しています。
一部の例外を除いて、風俗業界の市場規模は拡大傾向にあり、将来的にも無くならないであろう産業ということが見えてきました。
開業を検討している方が次に関心があることと言えば、「もし風俗業界に参入したら?」ということではないでしょうか。
ここでは参入する際のメリットについて触れていきます。
開業に関する記事の紹介もしましたが、風俗の中でも特にデリヘルは事務所以外の場所が不要なため、開業がしやすく人気の業種です。
ごく普通のサラリーマンからデリヘルオーナーとしてデビューする例も少なくなく、新規で参入するのにピッタリの業種と言えるでしょう。
「デリヘルの開業直後から集客力を高めたい」とお考えの方は、『アドサーチ』をチェックしてみてください。『駅ちか人気!風俗ランキング』や『高級デリヘル HILLS DELI (ヒルズデリ)』など、デリヘル店の反響が良いと言われている集客媒体を数多く取り揃えております。
デリヘル経営は最初のハードルが低いという点は、かなり大きなメリットです。
また実客の増加に比例して課題となるのが顧客管理です。顧客管理の体制作りが甘いと客質悪化による様々な経営リスクを伴います。
▼デリヘルの顧客管理が経営に与える影響・効率的な管理方法とおすすめCRMは下記の記事で詳しく解説しています。
「風俗は儲かる」と耳にした方も多いかもしれません。実際のところ、経営が軌道に乗れば安定して高い利益を出せるため、高所得者を目指せるでしょう。
▼風俗店の経営に必要な基礎知識については、次の記事で詳しく解説しています。
オーナーとなれば利益をどのように扱うかも自身の裁量で決められます。中には姉妹店を増やし複数店のオーナーとなり、更なる収入アップを実現させている人も。
▼自社の風俗店をのれん分けするメリットとデメリットは、次の記事で詳しく解説しています。
開業がしやすく高所得を目指せるというのは、かなり夢のある業界と言えるかもしれませんね。
▼デリヘルオーナーの収入や仕事内容は下記の記事で詳しく解説しています。
風俗業界は他の競争の激しい一般的な業界よりも、成功を狙いやすい業界であるとも言えます。それにはいくつかの要因が関わっています。
・開業ハードルが低く、参入が容易
・市場が硬直しておらず、絶えず入れ替わりが発生している
・生産や在庫管理が必要な商品を扱わず、コンセプトやサービス内容で勝負できる
・客単価の50%ほどが売上となるため、利益率が高くなりやすい
もちろんハードルが低い分、競争が激しく生き残るのが難しい側面もありますが、それでもここまで成功に必要な条件が備わった業界はなかなかありません。
「日本最大級の起業家&投資家募集サイト Founder」では、企業の経営状況を判断する指標に「限界利益率」を紹介しています。
具体的な計算としてデリヘルの場合の限界利益を使って損益分岐点(損失・利益ともに生じていない地点)を確認してみましょう。
参考①:【具体例あり】限界利益率が高い・低い、3つのパターンを紹介!簡単な計算方法と3つの改善方法を初心者にもわかりやすく解説!(Founder)
参考②:【超わかりやすく解説】限界利益・限界利益率とは?計算方法や目安、役割を知ろう!(The 起業&飲食経営)
まず仮の前提条件として、【デリヘルオーナーは儲かるのか?収入や仕事内容などをご紹介!】の記事にて、取り分の計算方法で使用した値とします。
売上高 | 450万円(嬢の取り分として50%で割る前の値) |
変動費 | 225万円(嬢の取り分) |
固定費 | 170万円(月の支出) |
※開業資金は精算済みとします
この条件で限界利益率を出し、損益分岐点を見てみましょう。
①450万円(売上高) - 225万円(変動費) = 225万円(限界利益)
②225万円(限界利益) ÷ 450万円(売上高) = 50%(限界利益率)
③170万円(固定費) ÷ 50%(限界利益率) = 340万円(損益分岐点売上高)
つまり、340万円以上の売上高があれば利益が出る事業ということです。前提条件では450万円の売上高がありますから、コンスタントに達成できる状況であれば十分に営業していける状況と言えます。
既に風俗店を経営している方も、限界利益・損益分岐点の計算をしてみましょう。今後の成長を判断する一つの目安になりますよ。
ここで用いた前提の各数値はデリヘル開業初期を想定しているものです。うまく軌道に乗せれば、初期からしっかり勝ち目を狙える市場と言えるのではないでしょうか。
▼新規出店する風俗店におすすめの集客広告媒体は、次の記事で詳しくご紹介しております。
風俗業界の市場規模について見てきました。
風俗店の届出数は年々増えており、市場規模が拡大していることが分かります。
そして世の中の状況に左右されづらく、参入が容易、そして将来的に継続が見込める産業ということもお分かりいただけたのではないでしょうか。
しかしどんな業界でも下調べや計画なくして成功はありません。
まずは記事内でご紹介したシミュレーションを参考にしつつ、新規参入や事業継続について検討してみてはいかがでしょうか。
もし風俗業界で活動をされる際は、『アドサーチ』が強力にバックアップいたします!
経営状況に沿った広告媒体のご提案やご相談も承っておりますので、ぜひサイトをご確認ください!
風俗業界における集客方法や開業時のポイントなど、風俗経営者に役立つ情報を発信しています!また、『アドサーチ』では、さまざまな風俗業種の広告サイトをご紹介していますので、広告最適化や集客・求人募集にお悩みの方は、お気軽にご相談ください。