ガールズバー経営の年収はいくら？エリア別の目安と底上げする6つの方法

 

ガールズバーは利益率が高いことで知られており、参入を考える方も多いのではないでしょうか。

 

ただ気になるのが、もし経営した場合「どの程度の年収を目指せるのか」ではないでしょうか。

 

そこで本記事では、ガールズバーの年収の目安をエリア別で解説します。

 

年収を底上げする方法や経営に伴うリスクについても紹介しているので、より入念な事前準備が可能になるでしょう。

 

 

ガールズバー経営を検討している方は、ぜひ本記事をお役立てください。

 

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高年収を狙う人にガールズバー経営がおすすめな4つの理由

 

なぜ高年収を狙う方にはガールズバー経営がおすすめなのか、その理由を4つ紹介していきます。

 

利益率のほか、必要な開業資金といった具体的な数値も出していきますので、想定と相違ないか、準備できそうか、といったシミュレーションもしてみてください。

 

 

1.利益率が高く営業利益が出やすい

 

一般的な飲食店の利益率がおよそ10％〜15％なのに対し、ガールズバーの利益率はおよそ20％〜40％。営業利益が倍以上になり得るポテンシャルを持っています。

 

また似た業種であるキャバクラと比較してみると、内装や人件費といった部分を抑えられる傾向にあるため、場合によっては開業資金の早期回収にも期待できるでしょう。

 

利益率の計算方法は以下の通りです。

 

 

ガールズバーの利益は女の子にかける人件費（待遇）で大きく変わるため、目標とする利益率の設定は慎重に行いましょう。

 

 

2.キャバクラと比べて人件費が低い

 

ガールズバーは基本的に時給制で、東京だと時給2,000円程度が相場です。

 

ガールズバー1人あたりの人件費を1か月で換算すると以下の通りになります。

 

内訳	目安
時給	2,000円
1日の勤務時間	4時間
月間の勤務日数	15日
1か月の人件費	月120,000円

 

一方、キャバクラは時給3,000円〜5,000円程度。

 

キャバクラ1人あたりの人件費は以下の通り。

 

内訳	目安
時給	3,000円～5,000円
1日の勤務時間	4時間
月間の勤務日数	15日
1か月の人件費	月180,000円～月300,000円

 

キャバクラの方が1.5～2.5倍も高いのです。

 

出勤人数や出勤日数が増えていけば、より人件費がかかってしまうのは明らか。ガールズバーの方が人件費を抑えられることも明白です。

 

また、人件費を抑えればその分が利益率アップにつながります。高年収を狙う以上、経費の節約や利益率アップは欠かせません。

 

 

3.小資本でも開業でき参入しやすい

 

小資本でも開業と参入がしやすい点は、ガールズバー経営の大きな利点と言えます。

 

エリアや箱の大きさなどによっては異なる部分もありますが、ガールズバーの開業資金は最低目安で420万円です。副業による経営も狙える範疇と言えます。

 

▼副業によるガールズバー経営のポイントは、次の記事で詳しく解説しています。

ガールズバー経営の副業は難しい？儲かる？失敗を防ぐ7つのポイント

 

なお一般的な飲食店の開業資金は平均1,000万円とされており、金額の差は歴然。ガールズバーの開業と参入のしやすさは明白です。

 

特に大切なのは物件取得費です。物件取得費とは、物件を契約する上で必要な費用のこと。一例ですが、内訳は以下の通りです。

 

内訳	目安
初月の家賃	25万円
保証金（家賃8ヵ月分程）	200万円
仲介料（家賃1ヵ月分程）	25万円
火災保険・鍵交換代	20万円
管理費やその他雑費	10万円

 

物件取得費は合計280万円かかります。開業資金の割合を大きく占めているため、いかに費用を抑えられるかが資金繰りにおいて重要です。

 

 

4.余剰在庫に悩まされることがない

 

余剰在庫に悩まされないのもガールズバー経営の特徴です。

 

ガールズバーは飲食物の販売をメインの目的とするビジネスモデルではありません。

 

ドリンクや軽食は出るものの、来店するお客さんはあくまでもキャストが目当てです。

 

提供される品物も速いペースで捌かれるため、商品の品質低下や保管費用の増加など余剰在庫の扱いで悩むことは極めて少ないと言えます。

 

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エリアと規模に応じたガールズバー経営の年収目安

 

ガールズバー経営の年収目安はエリアと規模で異なります。エリアごとの違いについて紹介していきます。

 

出店エリアに悩んだ際の考え方も記載していますので、目標年収も踏まえてご確認ください。

 

 

歓楽街を擁する主要都市の中箱・大箱は年収1,000万円～

 

歓楽街のある主要都市で、中箱或いは大箱のガールズバーを経営する場合、年収1,000万円以上は十分に狙えます。

 

都市部は飲み屋街や風俗街などで栄えているのが特徴。多くの利用客が訪れる中で、競合他店に競り勝つようなガールズバーの経営者ともなれば、年収1,000万円以上も射程圏内と言えます。

 

実際には出店エリアや客層との相性、店舗の規模、キャストの在籍数など様々な要素が絡むため年収の差はあります。とはいえ、経営が上手く軌道に乗れば高年収に手が届きやすいことに変わりはありません。

 

また、東京都内では1,000万円以上の月売から数百万円の営業利益を安定的に出している店舗も。歓楽街を擁する都市部であれば、それ相応の利益を出せるでしょう。

 

需要の大きな主要都市部であれば複数店舗の経営も視野に入ります。そうなると1,000万円すら通過点となる場合もあるでしょう。

 

 

地方エリアの小箱・中箱は年収1,000万円が大目標となる

 

大きな歓楽街を持たない地方エリアでは、小箱もしくは中箱のガールズバーを経営すると年収1,000万円が最大の目標値となります。

 

主要都市よりも人口が少なく客単価も低くなってしまいがちな地方エリアですが、集客力をアップし来客数でカバーできれば年収1,000万円は十分に狙える目標です。

 

1,000万円を目指す場合は女の子の質に注力し、コンセプトをしっかり打ち立てて、集客力を高めるだけでなく競合と差別化を計ることを意識すると良いでしょう。

 

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出店エリアに悩んだ時は地方都市で小箱経営がおすすめ

 

ガールズバーの出店エリアで迷った際には、地方都市での小箱経営がおすすめです。主な理由は下記の通り。

 

 

まず、小箱の店舗であれば初期費用を抑えられます。小規模かつ地方都市の物件なら主要都市の賃料よりも安く済み、さらなる小資本での開業も可能に。

 

そして、地方都市では競合他店と争わずに済みます。手強い競合がひしめき合っているのは主に繁華街の人気エリアです。

 

地方都市であれば競合の数が少なかったり競争もやや控えめだったりと、集客にも力を入れやすくなります。

 

▼ガールズバーの開業に関しては下記の記事を参考にしてみてください。

ガールズバー開業までの10ステップｌ必要な手続きや費用・融資先

 

 

ガールズバー経営で年収を底上げする6つのコツ

 

ガールズバー経営で年収を底上げする6つのコツを紹介します。

 

コストや広告、店舗の品質など複数の角度からコツを実践する方法にも触れていますので、事前に把握しておきたい方はご確認ください。

 

 

1.余分なコストを削減して営業利益を増やす

 

余分なコストを削減できれば営業利益のアップにつながります。そのためにはコスト管理の徹底が不可欠です。人件費以外の内装やお酒などの費用を抑えれば、コストを削減できます。

 

また、広告手法も無料で実践できるツールやポータルサイトを使うのも効果的。

 

Googleビジネスプロフィールや営業ポータルサイトなど無料で簡単に始められるツールやサービスから使うことで、広告分のコストを営業利益に回せます。

 

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2.反響の良い媒体を契約して実客を獲得する

 

広告媒体を使った実客の獲得も年収の底上げにつながります。

 

実客獲得には広告媒体への掲載が有効です。主に営業向けのポータルサイトや無料案内所などが該当します。

 

ポータルサイトに関しては、ガールズバーやキャバクラ専門の媒体にするのが基本。店舗の基本情報を認知させ、新規顧客にもアピールできます。

 

無料案内所を使うのも効果的です。店舗の詳しい情報だけでなく、実際に案内もしてくれるので新規顧客に安心感を与えられます。

 

反響の良い広告媒体と契約し活用すれば集客力が強くなるので、営業利益や年収にも効果が反映されやすくなります。

 

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3.SEOやSNSなど広告以外の集客経路も作る

 

広告以外の集客経路としては、SEO対策やSNS活用が挙げられます。

 

SEO対策にはオウンドメディアの作成が必要です。自店舗の情報をコンスタントに発信できれば、徐々に自店舗の集客へとつなげられます。

 

ユーザーが調べそうなキーワードを上手く取り込めば効果を得やすいですが、競合が多いため効果を実感するまでには時間がかかります。競合に負けない対策を講じるにはプロの力に頼ることも必要です。

 

▼新規・既存の属性にに合わせたガールズバーの集客方法、それぞれの特徴は次の記事で詳しく解説しています。

ガールズバーの集客を新規・既存で最適化！10の集客方法

 

SNS活用にはTwitterやInstagram、Facebookが該当します。特にInstagramは若者向けの訴求効果があり、ガールズバーの集客にも効果的です。

 

実際に多数の店舗が活用しており顧客獲得につなげています。無料で使える以上、集客経路としては用意すべきと言っても過言ではありません。

 

 

4.日々の営業活動における業務を効率化する

 

日々の業務を効率化できれば、年収アップの施策に取り組む時間も確保できます。

 

業務を効率化できるツールやシステムを活用できれば、スムーズに仕事を進められます。集客媒体をはじめ、キャストのシフト管理や品物の在庫管理、会計処理などは効率化しやすい部分です。

 

少しでも業務の負担を減らせれば、より経営を軌道に乗せやすくなり年収アップへのアプローチになります。

 

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5.女の子の質と量を改善し回転を上げる

 

女の子の質と量を改善することで、回転率を上げ利益アップも見込めます。

 

女の子の質はビジュアル面もありますが、それよりも大切なのは「意欲的か否か」です。

 

お客さんを蔑ろにするような女の子がいれば当然客足は遠のいてしまいます。業務を一生懸命できるような女の子こそが、売上や利益に良い影響をもたらす要です。

 

そして、質の良い女の子をどれだけ多く雇えるかも大切です。どんなに良い女の子がいたとしても人数が少ない場合、顧客を取りこぼす可能性も。

 

質の良い女の子をなるべく適した人数で雇えば、売上アップやリピーター形成などを経て、自分の年収アップにつなげられます。

 

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6.商圏の重複を避けつつ複数店舗を展開する

 

店舗の複数展開は年収を「大きく」底上げできるコツです。

 

1店舗目の経営が好調で成功した場合、複数店舗へステップアップできる道が開けます。複数店舗の経営は決して容易ではありませんが、上手くいけば年収が格段に上がる可能性も。

 

ただし複数店舗を展開するには、商圏が重ならないよう注意が必要です。競合の多いエリアや既存の自店舗に近いエリアだった場合、顧客の取り合いが発生します。

 

出店先のエリアを厳選した上で展開することが鍵と言えるでしょう。

 

 

高年収が狙えるガールズバー経営に潜む4つのリスク

 

ガールズバーは高年収を狙えると同時に4つのリスクも抱えています。

 

それぞれのリスクへの対応策も紹介しているので、ぜひ先手を打てるようご確認ください。

 

 

1.運転資金の枯渇による早期撤退

 

ガールズバー経営には、運転資金が枯渇し早期撤退を余儀なくされるリスクが潜んでいます。

 

開業当初はどうしても顧客獲得に苦労する可能性があり、集客に勢いをつけることが急務になります。そのため、2〜3ヶ月分のランニングコストを賄えるだけの運転資金は必須です。

 

資金が底を尽きる前に、集客へ力を注ぎ新規顧客を多く獲得するのが開業当初の目標と言えます。顧客の満足度を高めリピーターの形成につなげれば、早期撤退を回避できます。

 

 

2.出店エリアの客層とコンセプトの相違

 

出店エリアの客層がコンセプトとマッチしていない場合、顧客を獲得しづらくなるリスクが出てきます。

 

コンセプトを決める上で重要なのが、出店エリアのターゲットを見極めること。出店先の年齢層や職業など土地の情報を調べ上げ、ターゲットに合わせる必要があります。

 

また、出店エリアの競合店についても調査した方が良いでしょう。競合店から調べることで、客足が遠のかない秘訣や客層に関する情報などを得られるかもしれません。

 

客層にマッチするようなコンセプトを打ち出せればリスクは回避できるでしょう。

 

 

3.サービスの質を維持できず顧客が離反

 

サービスの質が維持できなければ、顧客は離れてしまい売上にも悪影響を及ぼします。

 

キャスト次第でサービスの質は左右されてしまうので、いかにキャストを大切にするかが鍵です。

 

待遇面や職場環境に対しての悩みを消化できるような場を設け、キャストへのケアや待遇改善を意識できれば、サービスの質の維持にもつながります。

 

さらにマニュアルを設けて、定期的な講習やいつでも確認できるような環境にすると、サービスの質はより維持しやすくなるでしょう。

 

 

4.社会情勢の変化による年収低下

 

社会情勢の変化によって年収が下がる可能性も懸念すべきリスクです。

 

ガールズバーはお客さんの来店があって成り立つ実店舗型のビジネス。昨今のコロナの流行や物価高などで飲食店の売上に打撃をもたらしたように、ガールズバーもまた社会情勢の影響を受けやすい業種です。

 

それに加え、競合他店が自店舗のエリアに進出してくる可能性もあります。特に手強い競合他店が進出してきた場合、顧客の取り合いが発生し年収への影響もあり得ます。

 

もし年収が1,000万円以上に到達したとしても、毎年そのレベルで稼げる訳ではありません。出店エリア内や社会情勢へのアンテナを強くし、大きな変化にも順応していくことが必要です。

 

 

まとめ：ガールズバー経営で高年収を目指すには事前準備が大切

 

ガールズバーは小資本での開業や余剰在庫に陥らないなど参入障壁が低く、利益率が高いため高年収も見込めます。

 

年収の目安はエリアごとで異なり、大都市は年収1,000万円以上、地方では年収1,000万円が狙い目です。ただし、年収を上げるノウハウを知っておくことが必要になります。

 

年収を底上げするコツは下記の通りです。

 

 

また、経営面でのリスクも付いて回るため、上記のコツを盛り込んだ対策も練っておくと良いかもしれません。

 

小資本で利益率が高い特徴を最大限に活かした先に、高年収への道が待っているでしょう。

 

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